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連載 研究ノート 高齢者在宅ケア地域総合支援システム
[事例] 入院から在宅療養に向けた独居老人への支援
著者: 堀井礼子1
所属機関: 1北海道深川保健所
ページ範囲:P.753 - P.759
文献購入ページに移動北海道深川保健所管内ではこの時期,自治体が直営の介護支援センターを開所し,保健センターの中堅保健婦をそこに異動させました.保健婦はもちろん,配属された職員はそこで何を,どこから,どのように始めて良いか混乱した状況にありました.在宅高齢者の地域ケアを充実していくために,支援センターがどんな役割と機能を担うことが必要で,そのために関係機関とどんな連携のとり方が必要か,町でこのことにかかわる関係者が共通な絵を描けるよう,関係職員を対象にした学習会の開催に保健所も参画しました.その中で,介護支援センターがキーステーションとなって,在宅高齢者のケアをマネージメントする体制を構築していく必要性が確認されました.そこで,地域で処遇が必要な事例をとおして,チームでケアプランを作成することの意義や効果について,高齢者の地域ケアにかかわるおのおのの職種が,チームで共通に体験を積み上げていく必要があり,希望がある町と協力し,本手法(MDS-HC/CAPS)による研究を道具として活用しながら,地域のケアマネージメント体制構築に向けて支援しているところです.
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