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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生61巻4号

1997年04月発行

文献概要

特集 検診を検診する

検診・健診としての効果を発揮するために—集団スクリーニングとしての必要条件

著者: 坂田清美1

所属機関: 1和歌山県立医科大学公衆衛生学

ページ範囲:P.228 - P.231

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スクリーニング検査とは
 スクリーニング検査とは,試験,検査,その他の方法で,本人が自覚していない疾病または異常を識別することである.スクリーニング検査により,放置し自覚症状が顕れてから医療機関を受診する場合よりも病期の早い段階で発見できるため,それだけ早い段階での疾病の発症予防や合併症予防の対処が可能となる.しかしながら,疾患によって自然経過が異なり,スクリーニングの種類によって精度が異なることから,スクリーニング検査を実施する前にその検査を実施することの妥当性と合理性が評価されなければならない.個別の検(健)診の評価については各論に譲ることとし,ここではスクリーニング検査の評価方法およびスクリーニングを実施する上で必要な条件について解説および考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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