文献詳細
文献概要
特集 検診を検診する
乳幼児健診の意義の変遷—疾患のスクリーニングから育児支援へ,そして評価へ
著者: 渋谷いづみ1
所属機関: 1愛知県衛生部保健予防課
ページ範囲:P.237 - P.240
文献購入ページに移動母子保健法が昭和40年に制定された当時,その背景として妊産婦死亡率,乳児死亡率が高いことや,母子保健水準の地域格差が大きいことなどがあった.これらの改善のためには,従来の福祉施策を重視した児童福祉法による対策以外に,さらに保健施策を重視した法律が必要であった.このころの健康診査は疾病の早期発見・早期治療が行政の最重要の課題であったと思われる.
掲載誌情報