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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生61巻5号

1997年05月発行

文献概要

トピックス

公衆衛生におけるインフォームド・コンセント

著者: 中村好一1

所属機関: 1自治医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.339 - P.343

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 医療の世界においては,インフォームド・コンセントとは「検査法や治療法を選択する場合に患者に十分な説明を行った上で了解を得ること」と一般に理解されている.改正が予定されている医療法にも努力目標としてではあるが,インフォームド・コンセントに関する事項が盛り込まれるといわれている.医療の現場ではインフォームド・コンセントという用語は,論じる人によって多少の違いがあるにしても,ある程度定着しており,概要についてはコンセンサスがあると考えてもよいと思う.一方,公衆衛生の場では,インフォームド・コンセントについての理解が不十分であり,「どのような場面で」,「どのように」適用したらよいのかが定かでないように見受けられる.
 本稿では,筆者の理解の範囲でインフォームド・コンセントの概要に触れ,その後に公衆衛生領域における考え方の一端を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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