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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生61巻5号

1997年05月発行

文献概要

連載 福祉部門で働く医師からの手紙

健康診断書はだれのため?

著者: 松下彰宏1

所属機関: 1大阪府福祉部高齢者保健福祉室

ページ範囲:P.350 - P.351

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 「いつでも,どこでも,必要に応じて適切なサービスが受けられる.」は高齢者の保健福祉に関してもキャッチフレーズになっています.しかし,身近にサービス利用できないような場合もあるようです.
 ある訪問看護婦からの相談です.「老人訪問看護を受けるのには医師の指示書があれば足りる高齢者が,ホームヘルパーや特別養護老人ホームの入所などを申し込むと所定の健康診断書が必要で,かなりのお金がかかります.何とか利用しやすくなりませんか.」,「通院していれば月に1,020円,訪問看護を受けても基本的には1回250円の負担で済む人が,10,000円以上の負担をしてその上判定結果によってはサービスが利用できない可能性があるとすれば…….」,「かかりつけ医からの診療情報提供の形を取れればいいのですが.」

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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