icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生61巻8号

1997年08月発行

文献概要

特集 新しい地域保健体制における保健婦活動

保健事業をとおして地域づくりへ

著者: 松本恵子1

所属機関: 1大阪市東住吉保健所

ページ範囲:P.544 - P.546

文献購入ページに移動
 大阪市では,地域保健法実施の体制はより地域に近い保健所を目指して現在検討中であるが,政令指定都市であるため保健活動は従来とは変わらずすべてを包括する.また,どのような体制下にあっても保健婦に求められるものは,地域に立脚した幅広い視点と一歩踏み出す保健活動の実践である.
 大阪市の保健婦は,その時代のニーズに応じた保健活動に直面してきた.それは,昭和52年から保健婦が精神保健福祉相談員(当時は精神衛生相談員)として精神科医療へのかかわりや,小規模作業所発足など社会復帰への活動を精力的に展開してきた.また,高齢対策では,平成3年から保健所の枠を越えて,保健婦,福祉職員,区役所職員が一丸となって高齢者地域支援システムを構築してきたことなどがあげられる.今年4月からは,一部保健,福祉の統合による総合相談窓口を開設し,保健婦はその第一線で活動している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら