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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生61巻9号

1997年09月発行

文献概要

特集 今,WHOの歩みから学ぶもの

<レポート>第4回ヘルスプロモーション国際会議速報—ジャカルタ宣言

著者: 神馬征峰12

所属機関: 1JICAネパール事務所 2JICA地球保健

ページ範囲:P.650 - P.650

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 WHOによって「すべての人に健康を」という世界戦略が示され,アルマアタ宣言によるプライマリヘルスケアの原則が提示されてから約20年の年月が流れた.そして1986年,カナダのオタワで第1回ヘルスプロモーション国際会議が開かれてからは10年余りになる.同会議の結果はオタワ憲章として提示され,その後新たな公衆衛生戦略として保健政策や健康教育分野などに大きな影響を与えてきた.
 この間,世界の健康の動きとしては,エイズなどの新たな感染症が出現,結核などの感染症もまた再興してきている.内戦や隣国との戦争による難民問題もまた見逃せない.かたや一見平和な国でも,人々の生活を取り巻く環境の改善は未だ困難であり,ライフスタイルに基づく疾患の減少はあまり期待できない現状である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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