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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生62巻1号

1998年01月発行

文献概要

連載 全国の事例や活動に学ぶ 今月の事例 鹿児島県大口保健所

「伊佐(いざ)けんこう井戸端フォーラム」を実施して

著者: 岩松洋一1 岩室紳也2

所属機関: 1鹿児島県大口保健所 2神奈川県鎌倉保健所

ページ範囲:P.84 - P.86

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 大口保健所は,平成7〜8年度に「痴呆性老人対策事業」に取り組み,8年度には事業を総括する研修会を計画していた.初めは,専門家による講演会やシンポジウムという案で進められていたが,複数の職員から「今回は,何か違った内容にできないだろうか」という意見が出され,白紙の状態から再検討することになった.この中から生まれたのが「伊佐(いざ)けんこう井戸端フォーラム」である.今回は,フォーラム実施にいたるまでの検討過程を中心に報告したい.
 まず,事業の枠にとらわれずに自由な意見交換からはじめていった.その中で「所の各種教室・講座の受講生の参加」,「受講生同士の意見交換や発表の場」などの意見が出された.これがベースとなり,受講生の演者としての参加という方向づけができた.しかし,単なる学習発表会形式では方向性も異なり目的もわかりにくい.そこで,共通のテーマの設定と受講生以外の住民の参加が提案された.今回のテーマは「いきいきと健康で心豊かに過ごせる地域社会をめざして」と決まった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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