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調査報告
ミャンマー北部の注射薬物濫用者のエイズに関する知識と危険行動
著者: 大森絹子1
所属機関: 1金沢大学医学部保健学科
ページ範囲:P.817 - P.821
文献購入ページに移動注射による薬物の濫用(主にヘロイン)は,おそらく1970年代頃から始まったとされる1).ミャンマー政府は,1974年から薬物濫用者の治療,リハビリテーションや予防にのりだしたが,1980年代後半からのHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染の広がりは隣国をも含めて,主要な新しい感染疾患として社会問題化するに至った.
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