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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生62巻3号

1998年03月発行

特集 海外の公衆衛生専門教育—日本と比較して

タイの公衆衛生専門教育

著者: ソムアッツ・ウォンコムトオン1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学

ページ範囲:P.201 - P.206

文献概要

タイ国における公衆衛生活動
 タイ国における公衆衛生専門教育に触れる前に,タイ国における公衆衛生活動,つまり公衆衛生専門家が必要とされる現場の体制およびその活動をまず簡単に紹介したい.
 タイ国の人口は現在54,532,300人で,面積は513,115平方km(日本の1.36倍)である.首都はバンコクであり,その人口は5,578,470人にのぼる.全国はバンコク都(Bangkok Metropolitan Administration;BMA)と75県(Province)に分かれ,さらに789郡(District),7,061タンボン(sub-district,いくつかの村をまとめる行政区)と65,310村(village)に分かれている.公衆衛生活動を行うには,バンコクではバンコク都(BMA)の衛生部(Department of Health)の管轄下にある52の保健所(タイ語でスン・ボリカーン・サタラナスック,Public Health Service Centerの意味)を通して行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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