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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生62巻4号

1998年04月発行

文献概要

特集 公衆衛生の視点からみた事故予防

小児の事故予防

著者: 田中哲郎1

所属機関: 1国立公衆衛生院母子保健部

ページ範囲:P.255 - P.259

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 米国科学アカデミーは1988年に「事故は米国が抱えている公衆衛生問題のうちで,最も理解が不足しており,事故の研究によって,罹病率や死亡率は大幅に減らすことができ,人道上も重要であり,また,財政的にも節約が可能と考えられ,対策にはさほど大きな費用は必要としない」と報告1)し,これを受けるかたちで1992年には疾病対策センター(CDC)内に国立事故防止センターが設置され,事故対策に乗り出している.
 わが国においても事故の問題は米国と同様の状況にあるものの,事故が公衆衛生上の大きな課題と考えている人はまだ少ない.ここでは子どもの事故の問題について考えてみることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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