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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生62巻4号

1998年04月発行

文献概要

特集 公衆衛生の視点からみた事故予防

高齢者の事故予防

著者: 牧上久仁子1

所属機関: 1豊島区中央保健福祉センター在住保健医療

ページ範囲:P.260 - P.265

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 事故には阪神大震災のような天災によるものや,いわゆる交通事故もふくまれるが,今回は日常生活における転倒・溺水などの事故を中心に述べさせていただく.
 東京理科大学教授の直井英雄氏は建築安全学という立場から事故予防の研究をされている1).氏らは主として家庭内で発生する転倒や溺水などの事故を総称して「日常災害」と呼び,それとほぼ重なる語として「建築災害」という概念も紹介している.つまり住宅などの建築物の不備や,誤った使用が事故を生み出していると考え,事故の分析から建築のあり方を見直そうというスタンスである.直井先生のインタビューを建築関係の雑誌で初めて拝読し,「事故予防」にはさまざまな分野からのアプローチがあるのだなと思い,またそれが必要であると考えさせられたので,冒頭に引用させていただいた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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