icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生62巻6号

1998年06月発行

連載 自治体の保健福祉活動における理学療法士の役割・4

維持期リハビリにおける理学療法—老人保健施設での理学療法士の役割

著者: 野津原裕1

所属機関: 1財団法人弘潤会老人保健施設シルバーケア野崎

ページ範囲:P.441 - P.444

文献概要

老人保健施設とは
 ご存じのように老人保健施設(以下,老健施設と略す)は,その役割から「中間施設」,「通過施設」などと呼ばれ,病院と家庭,もしくは福祉施設などとの間の円滑な調整機能を求められている.また職員配置についても,老人病院と特別養護老人ホームの中間的な基準で医師,看護・介護職員を置くが,そこに理学療法士(PT)または作業療法士(OT)の配置が義務づけられている.
 当施設の活動の概要を紹介すると,入所定員80名,通所定員25名(現在30名)で,平成6年4月に開設以降,年間の延べ退所者数は平均300名程度となっている.退所者の内訳は,家庭からの入所が約6割,医療機関からの入所が約3割で,退所先としては約7割が家庭,約2割が医療機関,残りは福祉施設などという状況である.ちなみに,当施設の現在の職員数は次のとおりである.医師1(他に兼務2),看護婦9,介護職30,理学療法士1(他に兼務1),作業療法士1,相談指導員2,薬剤師3(すべて兼務),栄養士1,調理員5である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら