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特集 環境保健のトピックス
地球温暖化防止京都会議と日本の今後の対応
著者: 小林光1
所属機関: 1環境庁地球環境部環境保全対策課
ページ範囲:P.485 - P.491
文献購入ページに移動人類はその活動が大きくなるにつれ,自然環境を変えるに至り,その結果,様々な環境問題に直面するようになってきた.わが国でいえば,1960年代からの高度経済成長に伴い発生した産業公害が一番有名である.大気や水の中の有害物質に曝露されることにより,様々な疾病を引き起こし,多くの人命が失われた.また,自然の山河も土木工事で改変され,今まで享受されてきた多くの恵みが失われたし,貴重な野生動植物が絶滅した.
近年の環境問題は,以上のような急性的なものだけでなく,さらに複雑化している.
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