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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生63巻11号

1999年11月発行

文献概要

特集 地域におけるたばこ対策の取り組み

喫煙と疾病の因果関係をめぐる議論について

著者: 秋葉澄伯1 水野正一2

所属機関: 1鹿児島大学医学部公衆衛生学教室 2東京都老人総合研究所

ページ範囲:P.799 - P.802

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 喫煙が肺がんだけでなく様々な部位のがん,心筋梗塞,慢性閉塞性肺疾患など多様な疾患の原因となることは世界各国で広く認められるところとなっている.わが国では昭和62年10月に厚生省が喫煙と健康問題に関する報告書,いわゆるタバコ白書を公表し,平成5年5月にはその第2版が公表され,さらに現在,新しいタバコ白書が作成されているが,喫煙の健康影響は必ずしも広く認識されるところとはなっておらず,厚生省の審議会などの議論でも喫煙の健康影響を否定する議論が堂々と行われているのが現状である.以下,喫煙の健康影響が明らかになった過程を喫煙と肺がんとの関連を中心に紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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