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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生63巻4号

1999年04月発行

文献概要

調査報告

特別養護老人施設におけるMRSA感染症の検討

著者: 岡本優子1 吉川弓林1 管野信一1 菅沼靖1

所属機関: 1宮城県気仙沼保健所

ページ範囲:P.293 - P.296

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メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin resistant Staphylococcus Aureus,以下,MRSA)は院内感染症の起因菌として各医療機関で大きな問題となっている.老人医療福祉施設1〜4)や在宅介護領域5)においてもMRSA感染症は問題となっており,高齢化社会を迎えたわが国においてはその対応が今後の重要な課題となっている.MRSA感染症に対する過剰な対応により,MRSA保菌を理由に必要な福祉サービスが受けられないなどの不幸な事態を起こさないように,感染防止対策を練る上でも,感染の現状を把握しておくことが必要である.今回われわれは特別養護老人ホーム(常に介護が必要で自宅では生活できない老人のための施設)でのMRSAの発生状況を約2年間にわたり調査したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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