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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生63巻4号

1999年04月発行

文献概要

報告

外来診療時における禁煙指導の効果

著者: 稲葉静代12 棚橋聰子3 操厚4 安福嘉則5

所属機関: 1岐阜大学医学部公衆衛生学教室 2名古屋市瑞穂保健所 3棚橋耳鼻咽喉科 4操外科病院 5洞戸村国保診療所

ページ範囲:P.298 - P.301

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 近年,喫煙問題が大きく取り上げられるようになつた1).体系的な禁煙指導プログラムの開発などにより,職域や禁煙教室で効果を上げているが2,3),それらは禁煙志願者のみを対象としていたり,特別な状況下での集中的な禁煙プログラムであるなど,その使用はある程度の制約を受けている.一方,検診時や人間ドックの際に行う一般的な禁煙指導の効果についての報告は少なく,集中的な禁煙プログラムに比べて成功率は低いものの,広範に対象者を設定できる利点がある4,5)
 受診者がなんらかの症状をもって来院する一般医療機関においては,簡便な指導であっても禁煙に成功しやすいのではないかと考えられる.そこで今回われわれは外来診療時における医師による禁煙指導の効果評価を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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