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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生63巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 地域保健の財政基盤

感染症新法における地方の事務と予算

著者: 佐野等1

所属機関: 1厚生省保健医療局結核感染症課

ページ範囲:P.336 - P.340

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 4月1日,新しい時代の感染症対策を担う「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下,新法)のスタートが切られた.
 伝染病予防法(以下,旧法)は,全国約3,000の市町村に対して,一律に多くの事務権限を委ねているが,新法は,新たな感染症対策の広域性と専門性,統一的な基準,市町村の間の連絡調整の必要性などにかんがみ,原則として都道府県(保健所設置市,特別区を含む)が所要の事務を担うことを原則としている.このことから,市町村から都道府県へという権限の移動現象が起こっており,ともすれば時代の流れに逆行しているとの懸念さえ抱かせる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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