公衆衛生63巻7号

1999年07月発行

特集 思春期を支える公衆衛生

思春期保健の技術論—心の問題を抱えた子どもたちへの具体的支援について

著者： 原田正文¹²

所属機関： ¹大阪府貝塚保健所 ²大阪府立こころの健康総合センター

ページ範囲：P.485 - P.487

　思春期精神保健事業については，厚生省が昭和63年（1988）より精神保健センター事業として位置づけていますので，それぞれの都道府県で取り組みがなされていることと思います．大阪府ではそれに先立ち，昭和57年（1982）より保健所を中心にして思春期精神保健に取り組んできました．大阪での実践をもとに，心の問題を抱えた子どもたちへの支援の考え方と具体的取り組みについて紹介します．詳しくは，昭和61年度より毎年発刊されました『大阪府思春期精神保健事業報告（第1〜10巻）』（大阪府環境保健部刊）をご参照ください．