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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生63巻7号

1999年07月発行

文献概要

トピックス

わが国における公衆衛生専門訓練のあゆみとMPHコースの今後の展望

著者: 髙原亮治1

所属機関: 1厚生省大臣官房厚生科学課

ページ範囲:P.489 - P.495

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 今日は「公衆衛生の専門的教育訓練」について私見を述べたいと思います.
 どうして日本には公衆衛生大学院School of Public Healthが,ないしはMPH(Master of Public Health)というものが大学教育のなかでできなかったかということは,いろいろな問題点を含んでいる.日本では国立公衆衛生院の1年もしくは2年課程と,産業医科大学の研修コースが,国際的にみるとMPHに相当するだけで,いずれも正規の学校教育になっていない.産業医科大学のコースは,産業医学会においてMPH相当と認定されているコースである.旧来の公衆衛生という領域に絞って地域保健をやる,産業医をやるという場合は,従来から,国内にせよ,こういった道はあったわけです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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