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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生63巻8号

1999年08月発行

文献概要

視点

「予防」こそ保健婦の仕事—21世紀に向けての地域保健

著者: 國分恵子1

所属機関: 1福井県立大学看護短期大学部

ページ範囲:P.530 - P.531

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 近年の保健婦の仕事のしかたが大きく変化し,このまま行けば「公衆衛生看護活動」を専門に行う保健婦という職種(「名称」ではない)が消滅してしまうのではないかと危惧している.
 その理由の第1は,「ゴールドプラン」から「介護保険」に至るまでの国の保健・福祉対策の見直しである.来年度の介護保険導入に向けて,市町村保健婦の相当数が保健担当から福祉担当に異動しており,保健婦の仕事が予防活動から福祉活動へとシフトしはじめている.福祉の理念はともかくとして,現場の福祉活動は現状対応的な仕事が多く,その業務をこなすことを日常業務としていくと,「保健婦の仕事ってな〜に」ということになりかねない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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