icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生63巻8号

1999年08月発行

文献概要

報告

働く女性の子育て支援に関する研究—育児休業取得の実態と問題点

著者: 山内葉月1 松崎久恵2 涌井忠昭3 原田規章4

所属機関: 1山口大学医療技術短期大学部 2山口大学医学部附属病院 3宇部短期大学 4山口大学医学部衛生学教室

ページ範囲:P.590 - P.593

文献購入ページに移動
 育児と仕事の両立を目指す女性が増加している.その一方で,女性の就業継続を困難にする最大の理由に育児が挙げられている.平成4年の就業構造基本調査によれば,25〜34歳の女性の離職者の約3割が育児を理由とする離職であった1).このように,女性労働者に対する育児支援の必要性は非常に高い.
 1992年に育児休業法が施行されておよそ6年が経過した.その間には制度の普及状況や利用率について,いくつかの調査報告2,3)がみられる.しかし,制度の利用状況を利用者側の意識の面から検討した調査研究は十分とはいえず,その状況にはなお不明の点が多い.そこで,アンケート調査により育児休業取得の実態と問題点を明らかにすることで,働く女性の子育て支援に関する知見を得ることを目的とする研究を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら