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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻1号

2000年01月発行

報告

遺伝子診断によりBCGによる播種性病変と診断された1症例

著者: 明石都美1 石井睦夫2 山中克己3 森正司4 一山智5 森亨6

所属機関: 1名古屋市衛生局保健医療部 2名古屋第二赤十字病院小児科 3名古屋市立中央看護専門学校 4名古屋市衛生研究所 5京都大学医学部附属病院検査部 6結核予防会結核研究所

ページ範囲:P.65 - P.69

文献概要

 予防接種の中でもBCG接種の重大な副反応は少ないとされ,特に播種性病変は,わが国では死亡例4例を含め数例が報告されているだけである.
 今回,BCG接種後,約40日後に高熱を発し,不明熱として治療を受ける中で,検査の結果,血液から培養された抗酸菌株が接種されたBCG株と一致することが遺伝子診断により診断された症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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