icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻10号

2000年10月発行

文献概要

特集 新エンゼルプランの推進と展望

仕事と子育ての両立について

著者: 加藤則子1

所属機関: 1国立公衆衛生院母子保健学部

ページ範囲:P.702 - P.706

文献購入ページに移動
雇用環境の整備の現状
1.労働率曲線
 女性の高学歴化や祉会進出意欲の上昇に伴って,職業生活を選択する女性が増加している.一方では,職業生活と子育てとの両立が難しく,出産を機に退職する女性も多い.わが国の女性の労働力率は,20歳代後半から30歳代後半が落ち込むM字型カーブを示しているのも諸外国と比べて特徴となっている(図1).平成11年と平成元年を比べると,労働力率が若干低下している年齢層があるものの,M字型のボトムである30〜34歳層では上昇している.また,25〜29歳層や,中高年齢層での上昇幅も大きい.女性が職業をやめる理由の多くに,育児上の問題を挙げている.そして,育児が一段落したら復職したい希望を持っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら