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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻10号

2000年10月発行

文献概要

特集 新エンゼルプランの推進と展望

<鼎談>少子化のインパクトとそのゆくえ

著者: 小川直宏12 林謙治3 山田昌弘4

所属機関: 1日本大学経済学部 2日本大学人口研究所 3国立公衆衛生院保健統計人口学部 4東京学芸大学教育学部

ページ範囲:P.722 - P.729

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 小川 最近の出生率の低下は主に未婚人口の増加によるといわれていますが,その傾向が強いのは80年代で,90年代の出生率低下の大きな要因は第1子を産まなくなったことです.
 その要因として,まず考えられるのは,バブルがはじけた時期と重なっていることです.所得の見通しが悪いので,結婚しても子どもを持つかどうかとなる.ただ,従来は経済が悪くなると,第3子,4子の出生率が下がったのです.それに対して,現在は第1子を産まなくなったので,果たして経済不安が理由なのか,それとも新しい現象なのか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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