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連載 「健康日本21」と自治体・7
歯の健康
著者: 花田信弘1
所属機関: 1国立感染症研究所口腔科学部
ページ範囲:P.741 - P.745
文献購入ページに移動1.地域歯科保健
1947年の保健所法により歯科保健業務は保健所の基本業務として位置づけられてきた.その後,1994年保健所法が「地域保健法」に改正され,「地域保健対策の推進に関する基本的な指針」が示された.地域保健法制定に伴い,次第に保健所の再編・整備が進み,都道府県の保健所と市町村の保健センターが地域保健の役割を分担しながら地域住民の健康増進を図るようになった.
歯科保健医療対策についても都道府県,市町村の役割分担などの見直しが必要となり,1996年,口腔保健の方向性および具体的対応についての意見が取りまとめられた.今後の地域歯科保健の方向性として,1)8020(ハチマル・ニイマル)運動の充実,2)地域歯科保健医療の新たな提供体制,3)在宅歯科保健医療,4)人材の確保と資質の向上,5)歯科の救急医療体制の5項目が示された.
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