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連載 公衆衛生院からの発信・11
研究課程の修業
著者: 内山巌雄1
所属機関: 1国立公衆衛生院労働衛生学部
ページ範囲:P.902 - P.903
文献購入ページに移動研究過程は昭和55年に公衆衛生院の教育体制の改革によって大学院博士課程に相当するものとして創設された.その目的は「公衆衛生学の分野について,自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力およびその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする」と規定されているが,公衆衛生は学問であると同時に,学際的,実際的な分野であること,国立公衆衛生院が大学とは異なるプラクティカルな教育訓練を目指していることから,研究内容は公衆衛生上の意義が十分認められれば必ずしも独創的なものである必要はないと理解している.
標準修業年限は3年で,入学資格は本院専門課程修業者,または医師,歯科医師あるいは大学院修士課程の修了者で本院専攻課程の修業者,あるいはこれらと同等以上の学力を有すると院長が認めた者となっている.定員は1学年5名である.
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