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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻2号

2000年02月発行

文献概要

特集 公衆衛生におけるリスクの管理

食品衛生行政におけるリスクの管理—腸管出血性大腸菌O 157で生じた諸課題にどう取り組んだか

著者: 植松智之1

所属機関: 1東京都市場衛生検査所

ページ範囲:P.97 - P.100

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 平成8年5月,岡山県で腸管出血性大腸菌O 157(以下,O 157)による学校給食を原因食品とする集団食中毒事件が発生した.その後,O 157による食中毒は全国で発生し,多数の死者と患者を出し,国民を恐怖に陥れたことは記憶に新しい.また,事件の拡大に伴い生鮮食品の買い控えが起こるなど,食品業界に大きな打撃を与えた.
 衛生水準が高いといわれていたわが国で,このような事件が起こるとはだれも予想していなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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