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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻2号

2000年02月発行

文献概要

調査報告

配偶者/親喪失後の精神健康と家族の関係性

著者: 坂口幸弘12 柏木哲夫3 恒藤暁4

所属機関: 1大阪大学大学院人間科学研究科臨床老年行動学 2日本学術振興会 3大阪大学人間科学部 4淀川キリスト教病院ホスピス

ページ範囲:P.139 - P.142

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 近年,日本において遺族ケアへの関心が高まりつつある.欧米では,既に活発な遺族ケア活動が行われており,社会の認知度も高い.一方,日本では,ホスピスにおける遺族会や,市民活動としての自助グループとして,その活動は始まったばかりなのが現状である.今後,より効果的な遺族ケアへの進展が期待され,それには基礎研究の積み重ねが必要である.
 この基礎研究での重要なテーマの一つとして,死別後の心身の健康とそれに対する影響要因の検討がある.死別後の心身の健康については,特にうつや不安といった精神健康の悪化が,多くの研究において示されている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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