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連載 海外レポート ニューヨーク州保健省の日常・5
州単位で行う健康調査活動:BRFSS
著者: オスラー晃子12
所属機関: 1ニューヨーク州保健省慢性病疫学課 2ニューヨーク州立大学公衆衛生大学院
ページ範囲:P.358 - P.359
文献購入ページに移動アメリカでは,現在CDC(連邦予防局)の出資のもとに,各州が一斉に定期的な住民健康調査を行うBehavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)というシステムが確立している.連邦レベルでは,1950年代から連邦健康統計局(NCHS)の管轄で行われている,全国健康調査などが存在しているが,州レベルでかつ全国一斉という点では,このBRFSSがただ一つの健康調査である.BRFSSの歴史は比較的新しく,1970年代の後半に,州の成人病教育と慢性病予防活動のための情報収集の手段として,CDCの研究者によって考案された.
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