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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻6号

2000年06月発行

文献概要

連載 あなたにもできる調査研究—事例をもとに・3

調査研究の種類とデータの集計解析について

著者: 高鳥毛敏雄1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座

ページ範囲:P.418 - P.422

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調査研究の意義
 わが国では保健事業の拡大に伴い,多くの健康情報は大学などの研究機関に存在するのではなく,日常の保健活動が行われている現場に蓄積されている.現場における調査研究なくしては地域保健のさらなる発展がない段階に至ってきている.調査研究の特徴は問題意識を持つことから始まる.問題意識をもち,何を明らかにしたいのかという仮説の設定があってようやく調査研究のスタートとなる.問題意識に基づき,仮説をたて,データを収集し,集計し,分析する(図1).仮説なき調査研究や集計分析は,海図なしに航海にでるようなものであり,目標に到達できないことになる.本稿では,調査研究の中の実際の作業であるデータの収集,集計,分析にかかわることを書かせていただくこととする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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