icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻8号

2000年08月発行

文献概要

特集 公衆衛生と個人情報保護

個人情報保護とデータの利活用の調和に関する国際的動向

著者: 水嶋春朔1

所属機関: 1横浜市立大学医学部公衆衛生学講座

ページ範囲:P.548 - P.556

文献購入ページに移動
個人情報保護の動向
 個人情報は,個人に関する情報で,秘匿性のある情報や私生活情報に限定されないものである.プライバシーの概念は,「ひとりにしておいてもらう権利」(伝統的プライバシー概念)から「自己に関する情報をコントロールする権利」(現代的プライバシー概念)に変化してきているとされている.
 近年の高度情報化社会における個人情報保護(プライバシー保護)の必要性が重要視され,情報化社会の進展に伴い権利意識の高揚もみられている.背景として,情報化社会におけるデータの大量・迅速な処理が可能となり,個人に関する情報が収集・蓄積・利用され,個人のプライバシーに対する脅威が高まったことが指摘される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら