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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生64巻9号

2000年09月発行

文献概要

特集 マスコミュニケーションと公衆衛生

高齢化社会におけるマスメディアのパラダイムシフト

著者: 秋山登代子1

所属機関: 1順天堂大学スポーツ健康科学部

ページ範囲:P.628 - P.632

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高齢者の生活とテレビ
 1.高齢者におけるメディア接触の実態
 「60歳定年」が一般的になった現在,多くの人が60歳で仕事の第一線を離れ,全体でみると,仕事に拘束される時間はそれまでより短くなる.特に男性の場合,仕事に拘束される時間の減少→自由時間の増加という時間配分の急激な変化が生じ,自由時間の長さは,「閑人」の代名詞のようにいわれる「学生」より長くなる.
 では60歳以上の人々は“自分の自由になる時間”を何に使っているのか.多くの人が長い時間を費やしているのが「マスメディア接触」であり,その中身はほとんどが「テレビ視聴」である.この限りでは「高齢者はテレビ好き」という表現は当たつている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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