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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生65巻11号

2001年11月発行

文献概要

特集 青少年暴力・1

実例にみる青少年暴力

著者: 小林正子1

所属機関: 1国立公衆衛生院母子保健学部

ページ範囲:P.797 - P.800

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 警察庁生活安全局少年課が半期ごとに提出する「少年非行等の概要」1)によると,平成12年度および13年度上半期は,暴行,傷害,および恐喝などの粗暴犯の検挙人員が大きく増加し,非行の凶悪化,粗暴化の状況がうかがえるほか,社会を震憾させる特異・重大事件が相次いで発生し,覚せい剤乱用少年の検挙人員も増加に転じ,いじめに起因する事件の検挙・補導人員も増加するなど,予断を許さない状況にあるという.そして,そこに挙げられた少年犯罪の事例には,なぜ,どうして,と,とまどわざるを得ないような,いわゆる「キレた」という言葉でしか表現しようのない犯罪が多いことに改めて気付かされる.同レポートの犯罪事例および警視庁少年相談室の事例報告を基に,青少年の暴力行為について考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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