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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生65巻11号

2001年11月発行

文献概要

特集 青少年暴力・1

ひきこもりとそれに伴う暴力のケア

著者: 荒木均1

所属機関: 1茨城県潮来保健所

ページ範囲:P.801 - P.804

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 ひきこもりが社会問題となった理由は,1989年7月東京・埼玉幼女連続殺人事件,1997年5月神戸小学生・幼女殺傷事件,1999年8月愛知ストーカー殺人事件,1999年12月京都小学生殺人事件,2000年1月新潟少女監禁事件,2000年5月西鉄バスジャック事件などの事件に端を発している.これらの事件は,連日大きく報道され,社会の関心を集めた.
 事件の特徴は,いずれも,不登校,学校・職場脱落からひきこもり生活が続いていること,生活は家族,とりわけ母親に依存していること,その間に,空想,または幻想が肥大してそれが重大な犯罪行動に突出することなどで,小田はこのような事件は,従来の犯罪では理解しがたいものであるとし,「ひきこもり突発型」と表現している1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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