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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生65巻2号

2001年02月発行

文献概要

特集 公衆栄養のトピックス

現代における公衆栄養学の課題

著者: 田中平三12

所属機関: 1東京医科歯科大学難治疾患研究所社会医学研究部門(疫学) 2国立健康・栄養研究所

ページ範囲:P.84 - P.92

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栄養学
 人間栄養とは,人間が食品を摂取し,これを利用し,そして排出する過程である.個体レベルでみると,人間が生まれ,成長し,健康な状態で生命を維持し,さらに生殖するために営んでいる過程である.ミクロ的にみると,食品を栄養素に分解し,臓器や組織が正常な形態を保持し,正常な機能を営めるようにしているし,また,エネルギーを産生し利用している.ここでいう“過程”は,生命現象と言い換えることもできる.要素は,食料,食品,栄養素である.
 人間の生命現象を研究する分野は医学であり,食料,食品,栄養素を研究する分野は食品科学(広義)である.栄養学は,医学と食品科学とが融合し,特化した科学といえよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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