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特集 公衆栄養のトピックス
健康日本21と公衆栄養
著者: 小林章雄1 酒井映子2
所属機関: 1愛知医科大学医学部衛生学教室 2名古屋女子大学家政学部
ページ範囲:P.93 - P.100
文献購入ページに移動栄養・食生活はこうした九つの分野のうちの一つではあるが,多くの生活習慣病との関連が深く,また,生活の質との関連も深いものである.そこで,目標の設定に際しては,健康・栄養状態の是正を図るとともに,国民すべてが良好な食生活を実践できる力を十分に育み,発揮できるような平等な機会と資源を確保することを目的とし,1)「栄養状態」をより良くするための「適正な栄養素(食物)摂取」のレベル,2)適正な栄養素(食物)摂取のための「行動変容」のレベル,3)個人の行動変容を支援するための「環境づくり」のレベルの三つの段階に分けて具体的な目標値が設定されている.全体で14項目からなる目標値のまとめを表1に示し,以下,これらの公衆栄養学的意義について述べる.
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