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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生65巻5号

2001年05月発行

文献概要

特集 ヘルスプロモーションの実践・2

ヘルスプロモーションの進め方—都会と農村での違い

著者: 岩永俊博1 鳩野洋子2 カマル AM モスタファ3 石井敏弘1

所属機関: 1国立公衆衛生院公衆衛生行政学部 2国立公衆衛生院公衆衛生看護学部 3国立公衆衛生院

ページ範囲:P.324 - P.331

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 今回の課題を考える前に二つの点を明らかにしておく必要がある.一つは,ヘルスプロモーションの進め方とは何かということである.そしてもう1点は,そのヘルスプロモーションの展開方法を考える際の都市と農村との違いはどのように捉えるべきかということである.
 ヘルスプロモーションについては,1988年WHOからヘルスプロモーションに関する憲章として提示され,「人々が自らの健康をコントロールし,改善することができるようにするプロセスである」1,2)と記載されている.つまり,公衆衛生活動を進める際に,その戦略プロセスとしての重要な考え方が示されているといえる.本稿のテーマについてもヘルスプロモーションの進め方というより,ヘルスプロモーションの考え方に基づいた保健活動の進め方としたほうが適当なのかもしれない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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