icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生65巻6号

2001年06月発行

文献概要

特集 放射線被曝のアセスメント

放射線の防護

著者: 稲葉次郎1

所属機関: 1環境科学技術研究所

ページ範囲:P.425 - P.428

文献購入ページに移動
 日常生活をする上で放射線との付き合いは意外に多い.医療などで放射線利用は今日の社会に定着しているということができる.その一方で,放射線を受けると,人体には健康上の影響がもたらされること,特に受ける線量が高い場合には放射線障害が現れることはよく知られており,放射線被曝に対して特殊な関心がもたれている.しかし,人間を含む生物は天然に存在する自然放射線環境の中で生まれ,進化してきた.管理された放射線や日常生活で出会うレベルの放射線を危険視する必要はない.
 ここでは,放射線利用のための放射線の管理,すなわち放射線防護の基本的考え方について,現在世界的に大きな影響力を持つ国際放射線防護委員会ICRPの考え方にならって概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら