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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生65巻7号

2001年07月発行

文献概要

特集 21世紀の地域歯科保健の展開

近未来における口腔保健対策

著者: 鶴本明久1 宮武光吉2

所属機関: 1鶴見大学歯学部予防歯科学教室 2鶴見大学歯学部

ページ範囲:P.501 - P.505

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 「健康日本21」は,かなり具体的な目標値と達成のための方策をもった「健康づくり」運動である.歯の健康においても同様で,ライフ・ステージごとになすべきことが詳細に指示されている.しかし,最終目標はともかくとして,地域の現状に応じて,また科学的な評価と根拠に基づいて内容を変更するというのも「健康日本21」運動の原則のひとつのように考える.つまり,地域の歯科疾患とそれにかかわっている多方面の要因を診断し,その診断に基づいて最も有効な予防手段の選択と効率的な応用を計画することでもある1).ここでは,歯科疾患における疾病構造の変化,その変化に対応した予防対策の必要性,そして,現在応用されている歯科疾患,特にう蝕に対する予防方法の現状と将来について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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