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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生65巻9号

2001年09月発行

文献概要

連載 海外レポート 英国・オックスフォード市における在宅難病患者の地域リハビリテーションサービス・6

神経筋疾患患者のケア施設—ビクトリア・ハウス

著者: 長野聖1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座

ページ範囲:P.695 - P.697

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 ビクトリア・ハウス(Victoria House)はイギリス南東部に位置する東ケントの都市,マーゲートにある神経筋疾患患者のためのケア施設である.当施設は表題に示す「オックスフォード市」に位置する施設ではないが,難病患者のケアに関して日本と異なる特徴を有するので,あえて紹介する.
 東ケントの人口約60万人のうち多発性硬化症患者は約900人という事実が示すとおり,この疾患の有病率は日本より多い背景から,ビクトリア・ハウス設立時は多発性硬化症患者のための施設であった.ベッド数も約20年前は24床であったが,地域ケアが施設から在宅へ移行している近年の状況に伴いベッド数は減少し,現在11床である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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