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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻1号

2002年01月発行

文献概要

視点

ヒトゲノム研究と公衆衛生学の接点—法的・社会的対応の重要性

著者: 岸玲子1

所属機関: 1北海道大学医学研究科予防医学講座公衆衛生学分野

ページ範囲:P.2 - P.3

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公衆衛生学の目的とヒトゲノム研究進歩の意義
 成熟した高齢社会において人々はただ単に生きているのではなく,それぞれの持てる個性と能力が花開き,その力を存分に発揮でき,生きがいと満足感をもって人生を送ること,多くの人がそのような社会になることを望んでいる.公衆衛生学・予防医学の究極の目的は,学問としてそれにいかに貢献寄与できるかに尽きるであろう.公衆衛生学のみならず自然科学,社会科学など人間生活の基盤となる諸学問の発展は,それらを支えるものである.最近のヒトゲノム研究,遺伝医学,分子生物学の発展も,当然,それらを担う基礎的な基盤研究の一つとして大きな意義と役割がある.大事なのは,本稿で述べるような種々の社会的な問題点をクリアしながら進めることである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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