icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻1号

2002年01月発行

文献概要

特集 健康日本21と職場の健康管理

職場での個別健康教育の実践と課題

著者: 広部一彦1 山下チヨ子1 大脇多美代1

所属機関: 1富士銀行大阪健康管理センター

ページ範囲:P.14 - P.17

文献購入ページに移動
 健康日本21の目標でもある生活習慣病の一次予防の観点からは,健康教育による生活習慣の改善が極めて重要である1,2).一方,個人の生活習慣改善において,「知識の受容」には「マスメディア」の効果が大きいが,「行動変容」を生み出すためには「個別サポート」が最も望ましいといわれている.生活習慣の中でも喫煙はがんの原因としての寄与危険度割合も大きいことが確認されており3〜6),虚血性心疾患などの動脈硬化性疾患に対する重要な危険因子でもある7,8).また,わが国ではいまだ男性の喫煙率が極めて高く9,10),効果的な禁煙教育の開発が望まれている.われわれは厚生省がん研究助成金中村班において,定期健診時の個別禁煙教育による介入研究を実施してきたので,この研究を通して職場における個への健康教育の実際と有効性,ならびにその留意点と今後の課題について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら