icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻1号

2002年01月発行

文献概要

特集 健康日本21と職場の健康管理

生活習慣と労働との関連

著者: 尾方希1 森田徳子1 車谷典男1

所属機関: 1奈良県立医科大学衛生学教室

ページ範囲:P.18 - P.21

文献購入ページに移動
 2000年4月にスタートした健康日本21は,生活習慣の改善によって,わが国の3大死因である悪性新生物・心疾患・脳血管疾患の減少を図ることなどを目的とした国民的な健康づくり運動である.職域での取り組みにも大きな期待が寄せられている.
 生活習慣は,個人が育った環境に強く影響されることはいうまでもない.しかし,人生の長くにわたって,週5日から6日,通勤時間を含めると11時間近く1)を占める労働の態様にも影響を受けることは,容易に推察されよう.個人の嗜好や趣味的活動とは違って,労働は他律的な側面が強く,それゆえ労働者の生活習慣の改善にあたっては,本人の個人的努力とともに,社会全体として労働のあり方に対する意識を高めることも求められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら