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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻11号

2002年11月発行

文献概要

特集 公衆衛生におけるNPOの役割

HIV/AIDS支援におけるNPOの役割

著者: 池上千寿子12

所属機関: 1特定非営利活動法人ぷれいす 2特定非営利活動法人AIDS & Society

ページ範囲:P.830 - P.833

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年間127人の新記録
 エイズ動向委員会が,3カ月ごとに新規に報告されたHIV感染者,エイズ患者の数を発表しています.この数はほとんど毎回記録更新で増加の一途を示していますが,新聞の隅に載るだけですから,ほとんどの人は気にもしていないでしょう.最近では「エイズ」と言えば日本では「問題ではない」かのような認識です.けれど,実際は大違いです.ぷれいす東京はHIV感染者,エイズ患者の支援を始めて8年がたちますが,昨年(2001年4月〜2002年3月)もやはり記録を更新しました.感染の告知を受けて初めてコンタクトをとって来られた感染者(患者を含む)が1年間で127人,月平均で10人を超えたのです.
 なぜなのでしょうか.理由は2つありそうです.1つはもちろん,感染者総数が増えていることです.2つめは,民間活動組織である私たちのサービスへのニーズが確実に存在し,しかも増えているからでしょう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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