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結核治療におけるUniversal DOTSの有用性に関する研究
著者: 石原美千代1 笹井敬子2 清古愛弓3 向山晴子4 成田友代5 橘とも子6 前田秀雄7 桜山豊夫8 森亨9
所属機関: 1練馬区保健所関保健相談所 2渋谷区保健所 3東京都健康局疾病対策課 4東京都府中小金井保健所 5練馬区保健所 6世田谷保健所 7東京都健康局感染症対策課 8東京都八王子保健所 9結核予防会結核研究所
ページ範囲:P.878 - P.883
文献購入ページに移動わが国の結核罹患率は1970年代までは年間10〜11%の割合で減少してきた.しかし1980年代からは減少率が鈍化し,1997年からは3年連続で増加した.
結核対策としては確実な服薬が重要とされており,WHOは世界の結核対策として,服薬を直接確認するシステムであるDOTS戦略の進展を図っている1).DOTSとはDirectly Observed Treatment,Short-courseの略で,「ドッツ」と呼ばれ,結核患者に対する「直接観察下の短期化学療法」を意味している.
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