icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻2号

2002年02月発行

文献概要

特集 思春期の薬物乱用予防—生きる力をやしなう活動を求めて

薬物事件の弁護を通して見えること

著者: 小森榮1

所属機関: 1東京弁護士会

ページ範囲:P.96 - P.99

文献購入ページに移動
「下町ドラッグ」と「山の手ドラッグ」
 私は,毎日のように首都圏の警察署で薬物乱用者と会っていますが,使う薬物の種類や使い方には,実は地域差があります.私はこうした地域差を「山の手ドラッグ」と「下町ドラッグ」というふうに呼んでいます.
 東京のなかでも,荒川や浅草といった,いわゆる下町といわれるところで逮捕される人たちは,若者でも,覚せい剤を「シャブ」,「ブツ」などと呼び,しかも最初から注射使用の人が多いのです.これが「下町ドラッグ」です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら