文献詳細
特集 思春期の薬物乱用予防—生きる力をやしなう活動を求めて
文献概要
覚せい剤や大麻などの薬物乱用による全国の年間検挙者数は,平成8年に2万人を超え,警察庁が,平成10年1月に突入を宣言した「第三次覚せい剤乱用期」は,現在も続いている.検挙者数も,平成5年以来毎年3千人を超えており(図1),次世代を担う青少年が薬物乱用に手を染めることは,大きな社会問題であり損失である.
東京都における薬物乱用状況をみると,長期的な乱用拡大傾向が続いている.また,一般市民のみならず,特に若年層への乱用の拡大が深刻な問題となっている.平成12年度では,都内での覚せい剤事犯の検挙者の約4割,大麻事犯の検挙者の約6割を30歳未満の青少年が占めている(図2).
東京都における薬物乱用状況をみると,長期的な乱用拡大傾向が続いている.また,一般市民のみならず,特に若年層への乱用の拡大が深刻な問題となっている.平成12年度では,都内での覚せい剤事犯の検挙者の約4割,大麻事犯の検挙者の約6割を30歳未満の青少年が占めている(図2).
掲載誌情報