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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻3号

2002年03月発行

文献概要

特別企画 日本ふれあい福祉学会 第3回全国大会より

コミュニティづくりを目指して—地域医療と地域ケアの結合—地域リハの立場から

著者: 山本和儀1

所属機関: 1大東地域リハビリテーション研究所

ページ範囲:P.217 - P.220

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地域リハビリテーション活動の目的と視点
 地域リハビリテーション活動(以下,地域リハ)における具体的な目的は,生活を営むうえで起こりうるあらゆる障害(生活障害)を改善することにあり,その人らしい生活を保障していくことです.そのことを具現化する手段として,直接的サービス(訪問介護などの各種サービス)があるが,単にサービスの提供そのものが目的ではありません.また,生活障害の改善という目的を達成していくためには,その人を疾病などの発症直後から一連の流れのなかで支援していく必要があり,施設や在宅といったサービス提供者側の都合で生活を分断するようなことがあってはなりません.すなわち,生活の場が異なるだけであり,生活自体は連続性を保っていなければならないということです(無論,急性期であればリスク管理が必要になってきます).
 一方,生活維持期であれば,施設で提供されていたサービスは在宅でも提供される必要があり,逆に在宅生活者が入院,入所したならば,在宅でのサービスあるいは生活状況を踏まえた施設サービスが提供されなければなりません(短期入所などを利用する際も同様です).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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