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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻5号

2002年05月発行

文献概要

資料

高齢者施設でのインフルエンザ流行とワクチン接種効果

著者: 板垣朝夫1 穐葉優子1 松田裕朋1 五明田斈1 佐藤浩二2 成相隆3

所属機関: 1島根県保健環境科学研究所 2松江健康福祉センター 3島根県薬事衛生課

ページ範囲:P.367 - P.371

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目的
 高齢者は肉体的,精神的な衰えとともに免疫学的にも機能の低下がみられ,さらに,様々な基礎疾患を持つこれらの年齢層は弱病原体の感染で,しばしば重篤化がみられる.特にインフルエンザの流行は影響が大きく,一般成人に比し高頻度に肺炎などの重症の経過をとる傾向がみられる1).なかでもA香港型流行期には,その流行規模に応じて人口統計上超過死亡現象の出現として捉えられている2〜4).このような状況下にあって,高齢者のインフルエンザ対策として,高齢者施設における流行状況把握と,罹患あるいは風邪症状による入院者率に及ぼす予防接種の効果などについて調査を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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